10月 27 お客様と接する方向け!プロカウンセラー的《話を聴く3つのスキル》
営業や提案、打ち合わせ、コンサルティングなど、仕事でお客様と直接やり取りをするという方も多いのではないでしょうか。
関わる人の数が増えれば、それだけコミュニケーションも増えます。
コミュニケーションの量が増えれば増えるほど重要になってくるのが、話を聴く技術です。
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話を聞くことは、誰もが行っている日常的な行為ですが、話を聴くプロである心理カウンセラーは、"聞く"のではなく"聴く"ことをしています。
ただ言葉を聞くのではなく、相手の心の声に耳を傾けて聴くことが心理カウンセラーの話の聴き方です。
その話の聴き方のスキルにもポイントがあります。
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以下のポイントを身に付ければ、今まで以上に聴き上手になっていくことが出来ます。
聴き上手はコミュニケーション上手!
人間性に頼らない話の聴き方のスキルをぜひ身に付けてくださいね。
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1.優しい笑顔で話を聴く
まずは、優しく柔和な笑顔で話を聴きましょう。
当たり前のように感じるかもしれませんが、実は笑顔で居続けることは、慣れていないととても大変なことです。
顔の筋肉・表情筋は、使い慣れていない表情を作ることはとても苦手です。
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また同じ表情をキープすることもとても大変です。
同じ表情を続けていて顔の筋肉がピクピクしてしまうことがありますよね。
これは、慣れていない表情をすると筋肉も動き方が分からなかったりすぐに疲れてしまいます。
ぜひ試しに、鏡の前で笑顔の表情を1分間キープしてみてください。
途中で苦しくなってくる人もいるかと思います。
それだけ笑顔で居続けることは意識してトレーニングしていないと難しいことなのです。
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つまり、最初は笑顔でも会話中に気付かぬうちに真顔に変わっているということが起こっているのです。
でもこれは筋トレと一緒です。
ぜひ、毎日、お風呂の中でも、朝歯を磨く時でも、メイクをするときでも笑顔をキープする練習をしてみてください。
慣れれば、会話中笑顔をキープすることができるようになります。
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2.途中で話を要約する
相手とお話をしてお互いに良いコミュニケーションが取れたと思っていても、後日話が食い違うことって良くありますよね。
これは、お互いの認識が食い違っているから。
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話した内容は一緒なのにお互いの認識が食い違うのは、お互いの会話に対しての解釈の違いがおきているからです。
この食い違いはお互いの信頼関係を壊したり、不信感を生むキッカケとなります。
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それを食い止めるための方法としての有効な手段は、途中で話を要約することです。
途中でここまで話をまとめ、相手に確認する。
これを会話の間に入れていきながら話を進めれば、お互いの認識を確認しながら話を進めていくことが出来ます。
お互いの認識を確認しながら話を進めるので、会話が終わったときにはお互いの方向性が一致した形で終了することが出来ます。
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3.相手を認める承認の言葉がけをする
また、ビジネスやプライベートでの会話の際に重要なことは、相手を認める「承認の言葉」を伝えること。
ただ、相手をおだてるのではなく、相手のパーソナリティを認める言葉を伝えることが重要です。
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「○○が出来ましたね!」だけではなく、「それに取り組むあなたの姿勢が素晴らしい!」や「それに気づくあなたの優しさが素敵」など、表面的な事象ではなく、その事象に至った内面的なその人の良さを認める言葉を伝えましょう。
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スキルは繰り返しのトレーニングで身に付く!
上記でお伝えしたことは、すぐに全てできるとは限りません。
でも繰り返し取り組んでいくことでだんだんと自分自身に身に付いていくものです。
まず取り入れていけるところからぜひ取り入れてください。
コミュニケーションで多くの問題は解決できます。
相手とのコミュニケーションを円滑に進めていくためにも、まずできるところから変えていく。
変えることでこれまでのコミュニケーションとの結果も変わっていくはずです。
そして一つできるようになれば、次の課題へ。
その積み重ねが、あなたをコミュニケーションの上級者にしてくれるはずです。