10月 12 管理職が特に気をつけたいコミュニケーション
メンタルサポート事業部長の野末貴代です。
管理職向けのコミュニケーション研修を、2日間に渡ってお届けしました。
目的は、社員の定着(離職率低下)と、社員のモチベーションアップ。
できれば部下には
意欲的に
積極的に
タフに
叱られても“何くそ”と強い気持ちで
働いてほしいと思うものですよね。
参加された皆さんも、これまでご自分なりに
ほめてみたり
叱ってみたり
期待してみたり
と、どうしたらモチベーション高く頑張ってくれるかを考えながらコミュニケーションを取ってこられたそうです。
今回は
「部下を伸ばすコミュニケーションスキル」
と題して研修を行いました。
①2種類のコミュニケーション
②聴くスキル
③承認のスキル
④伝えるスキル
のセクションに分けて、ロールプレイングやワーク交えて、体感をしながら進めました。
今回の研修後のアンケートで、なんと全員が書いていたキーワードがあります。
それは
“ノンバーバルコミュニケーション”
という言葉です。
「ノンバーバルに気をつける」ということを皆さん書いておられたのです。
『ノンバーバルコミュニケーションとは?』
コミュニケーションには
・バーバルコミュニケーション(言語によるコミュニケーション)
・ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)
の2種類があります。
ノンバーバルは、例えば
表情
声色
声の大きさ
仕草
目線
などのこと。
実は、コミュニケーションで伝わることが100%だとすると、そのうち、
バーバルコミュニケーションは約7%
ノンバーバルは約93%
と言われているんですよね。
例えば
「ありがとう」
という言葉でも
相手の顔を見て笑顔で言うのか
あっち向いてムッとした表情で言うのか
同じ言葉でも、受け手が感じるメッセージは全く逆のものになりますよね。
受講された方たちは、研修中に
「だから怖がられるのか」
「マイナスのノンバーバルばっかりだな」
「それかー」
など、大きなひとり言を言いながら(笑)受講されていました。
普通に言ったつもりでも、
柔らかい言葉を使ったつもりでも
ノンバーバルがマイナスだと、結局、威圧的、高圧的に受け取られてしまうんですよね。
参加された全員が、アンケートに
“ノンバーバルに気をつける”
と書いておられたこと、嬉しく感じました。
仕事のコミュニケーションなので、仲良くすることが目的にする必要はありませんが、せめて余計なストレスを生まないコミュニケーションは必要ですよね。