管理職が特に気をつけたいコミュニケーション

メンタルサポート事業部長の野末貴代です。

 

管理職向けのコミュニケーション研修を、2日間に渡ってお届けしました。

目的は、社員の定着(離職率低下)と、社員のモチベーションアップ。

できれば部下には

意欲的に

積極的に

タフに

叱られても“何くそ”と強い気持ちで

働いてほしいと思うものですよね。

参加された皆さんも、これまでご自分なりに

ほめてみたり

叱ってみたり

期待してみたり

と、どうしたらモチベーション高く頑張ってくれるかを考えながらコミュニケーションを取ってこられたそうです。

今回は

「部下を伸ばすコミュニケーションスキル」

と題して研修を行いました。

 

2種類のコミュニケーション

②聴くスキル

③承認のスキル

④伝えるスキル

のセクションに分けて、ロールプレイングやワーク交えて、体感をしながら進めました。

 

 

今回の研修後のアンケートで、なんと全員が書いていたキーワードがあります。

それは

“ノンバーバルコミュニケーション”

という言葉です。

「ノンバーバルに気をつける」ということを皆さん書いておられたのです。

 

 

ノンバーバルコミュニケーションとは?』

コミュニケーションには

・バーバルコミュニケーション(言語によるコミュニケーション)

・ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)

2種類があります。

ノンバーバルは、例えば

表情

声色

声の大きさ

仕草

目線

などのこと。

 

 

実は、コミュニケーションで伝わることが100%だとすると、そのうち、

バーバルコミュニケーションは約7%

ノンバーバルは約93%

と言われているんですよね。

 

 

例えば

「ありがとう」

という言葉でも

 

相手の顔を見て笑顔で言うのか

あっち向いてムッとした表情で言うのか

 

同じ言葉でも、受け手が感じるメッセージは全く逆のものになりますよね。

 

 

受講された方たちは、研修中に

「だから怖がられるのか」

「マイナスのノンバーバルばっかりだな」

「それかー」

など、大きなひとり言を言いながら(笑)受講されていました。

 

普通に言ったつもりでも、

柔らかい言葉を使ったつもりでも

ノンバーバルがマイナスだと、結局、威圧的、高圧的に受け取られてしまうんですよね。

 

参加された全員が、アンケートに

 

“ノンバーバルに気をつける”

 

と書いておられたこと、嬉しく感じました。

 

 

仕事のコミュニケーションなので、仲良くすることが目的にする必要はありませんが、せめて余計なストレスを生まないコミュニケーションは必要ですよね。